暦で設定された「戌の日」に腹帯(岩田帯)を巻いて安産を祈願する習わしがあります。
戌の日の「戌」とは十二支にでてくる「戌」のことを意味しています。
犬はお産が軽く、一度に仔犬をたくさん産むといわれていることから、犬は安産の守り神とされてきました。
また、犬は悪霊から子供を守るとされており、元気な赤ちゃんが生まれることを願い、暦で設定された「戌の日」に腹帯を巻いて安産祈願をするようになりました。
思いもよらない犬と安産祈願の関係性。
戌の日に行う安産祈願とはどういったものなのでしょうか。

戌の日に行う安産祈願とは?

日本の暦には干支の十二支がそれぞれあてられており、戌の日はその名のとおり「戌」にあたる日をいいます。12日に1度めぐってきます。
ちなみに2019年戌の日は・・・・

 【2019(平成31)年の戌の日】
1月1日(火)、1月13日(日)、1月25日(金)
2月6日(水)、2月18日(月)
3月2日(土)、3月14日(木)、3月26日(火)
4月7日(日)、4月19日(金)
5月1日(水)、5月13日(月)、5月25日(土)
6月6日(木)、6月18日(火)、6月30日(日)
7月12日(金)、7月24日(水)
8月5日(月)、8月17日(土)、8月29日(木)
9月10日(火)、9月22日(日)
10月4日(金)、10月16日(水)、10月28日(月)
11月9日(土)、11月21日(木)
12月3日(火)、12月15日(日)、12月27日(金)

戌の日に安産祈願を行い、お母さんと赤ちゃんの無事を祈ります。
時代や地域によっても異なりますが、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願をすることから「帯祝い」とも言われています。
帯祝いの歴史は古く、「古事記」の中で神功皇后がご懐妊された際の帯に関する記述が起源になったともいわれています。
現在の皇室にも「着帯の儀」と呼ばれる宮中儀式があり、一般の帯祝いと同様に行われています。

安産祈願のお参りはいついってもいいの?

一般的には、妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に安産祈願ができる神社やお寺に行くようです。
最近では戌の日にこだわらず、お母さんの体調や家族の予定に合わせて行われることも多くなりました。
また、神社でも戌の日に限らず、ご祈祷は毎日行っている場合もあります。

安産祈願って、どんなことをするの?

昔は、腹帯を巻いて神社にお参りをしていたそうなのですが、近年では、神社で腹帯を祈祷してもらってから巻く、というのが一般的のようです。
腹帯は、自分で持参する場合もあれば、神社で用意されているものを使う場合もあり、事前に参拝予定の神社に連絡を入れて確認しておきましょう。
安産祈願のおおまかな流れですが、まず受付で申し込み用紙に必要事項を記入し、初穂料と呼ばれる祈祷料を納めます。
その後、祈祷を行い、お守りや腹帯などをいただきます。
祈祷自体はそれほど時間がかかりません。しかし、人気の神社や大安などの日が良い戌の日などは混雑する場合もあります。
体調がすぐれない時などは、無理のないようにスケジュールを組みましょう。

初穂料の相場はいくら?

神社に安産祈願の祈祷をお願いする時には、初穂料を納めることが一般的です。社務所で祈祷の受付を行う際に納めます。
紅白の蝶結びの水引きのついたのし袋を使い、上段には初穂料と記します。
初穂料は神社によってそれぞれ設定されていますが、相場は3000円~10000円程度です。

安産祈願に行く際の服装は?

服装には特に決まりはありませんが、あまりラフすぎる格好は控えた方が良いでしょう。
女性はお腹が大きくなり始める時期なので、お腹を締めつけないゆったりめの服装で。
男性はシャツにスラックスやチノパンなどの、清潔感のある服装であれば問題ありません。
特に真冬に安産祈願を行う場合は、防寒対策をしっかり行いましょう。
妊娠にとって冷えは体に大きな負担となります。お腹の張りを引き起こす原因にもなります。
そうした事態を避けるためにも、真冬の安産祈願には万全の対策で臨みましょう。

なぜ腹帯を巻くの?

古くから、妊婦さんのお腹を守る、という意味で腹帯を巻いてきたようです。
お腹を冷え防止、妊婦さんの腰や背中にかかる負担を軽減、妊娠線を予防するためなどの目的があるとされてきましたが、その真偽は定かではありません。。

基本的には、縁起が良いとされる戌の日に安産祈願を行う人が多いようです。
しかし、結婚式やお葬式とは異なり、安産祈願と仏滅・友引などの六曜は関係がないと考えられているため、大安にこだわる必要は特にはありません。
むしろ「大安」の「戌の日」となると、祈願をする人で神社やお宮が混雑します。
つわりが残っている・お腹が張りやすいなど体調に不安がある場合はできるだけ参拝を避けた方がいいでしょう。
妊婦さんの体調を第一に考えながら計画を立てましょう。

おすすめの記事