排泄物は愛犬の健康状態を知るための大事な指標です。
普段の状態を確認しておきましょう。
毎日少し意識して見ることで、異変があった時の早期発見、早期治療につながります。

おしっこの量が少ない

回数として1日2回~5回程度が目安です。
だいたいの1日の飲み水の量とおしっこの量を把握しておくといいでしょう。
尿量が少なく、飲み水の量が正常の範囲内以下の場合は注意が必要です。
排尿しにくい状態になっている可能性があります。

要注意以下の症状がある場合は病院へ・・・

  • 1回のおしっこの量が少ない
  • おしっこが出にくい
  • 血尿
  • 色が濃く、ニオイが強い

主な病気

  • 尿路結石
  • 膀胱炎

おしっこが出ない

おしっこが1日以上出ない場合はすぐに病院へ行きましょう。
腎臓の異常・骨盤腔内の異常・泌尿器系の異常が考えられます。
膀胱に長時間おしっこがとどまっている状態は危険です。
排尿をがまんさせないように注意が必要です。

要注意以下の症状がある場合は病院へ・・・

  • 1回のおしっこの量が少ない
  • 下痢・嘔吐
  • お腹のふくれ

主な病気

  • 急性腎不全
  • 尿路結石
  • 骨盤腔の異常

おしっこの色がいつもとちがう

健康ですと透きとおった黄色のおしっこです。
食べ物や体質によって多少の変化はあるので、普段のおしっこの色を覚えておくといいでしょう。
白のトイレシートを使用すると色がわかりやすいのでおすすめです。

要注意以下の症状がある場合は病院へ・・・

  • おしっこが赤い
  • おしっこが濃い黄
  • おしっこが赤褐色

主な病気

  • 膀胱結石(赤 血が混じっている)
  • 急性肝障害 (黄 ウイルス・細菌による毒素)
  • 免疫介在性溶血性貧血 (黄 赤褐色 赤血球による)
  • 腎盂腎炎 (赤褐色 血が混じっている)
  • 腎結石 (赤褐色 血が混じっている)
  • タマネギ中毒症 (赤褐色 赤血球による)

うんちに血が混じっている

うんちの表面が赤い場合、うんちの形ができてから血がついたもので大腸の後半から肛門での出血と考えられます。
ゼリー状の粘液ですと、大腸の粘膜がはがれてついた粘血便です。
血便粘血便重い病気の場合が多々ありますので、見た目が元気なときでも病院へ受診されたほうがいいでしょう。
排便時の状態を採取して持っていくと診断もスムーズに行われるでしょう。

要注意以下の症状がある場合は病院へ・・・

  • 血便 粘血便

主な病気

  • 大腸炎

下痢をくりかえす

単に食べ過ぎや拾い食いによって一時的に下痢の症状がみられることはよくあります。
下痢以外に元気であれば問題はないかと思われます。
ただ、下痢が続く場合は注意が必要です。
重い病気の可能性があります。また、生活環境の変化などストレスが原因の場合もあります。
病院で下痢が続く原因を見極めることが重要です。

要注意以下の症状がある場合は病院へ・・・

  • 下痢を繰り返す
  • 下痢あわせて嘔吐する

主な病気

  • 腸炎
  • 消化不良
  • 消化器系の寄生虫

水様便

うんちが水のような状態で排泄されるのが水様便です。
主にウイルス感染腸内細菌のバランスのみだれが要因で水様便になります。
あわせて嘔吐発熱などの症状がみられると命の危険にもつながります。
すぐに病院で受診してください。
こうしたウイルスはワクチン接種で予防できるため、定期的に接種することをおすすめします。

要注意以下の症状がある場合は病院へ・・・

  • 水様便
  • 水様便にあわせて嘔吐・発熱等の症状

主な病気

主な病気

  • コロナウイルス感染症
  • パルボウイルス感染症

うんちがでない

健康ならば1日のうんちの回数は1~3回ほどです。
うんちがでない日が続く場合は数日前のごはんの量をふりかえってみてください。
少量であればうんちの量も減るので、まとまった量になるまで排便しない場合もあります。
また、消化しにくいものを大量に食べた場合も便秘になりがちです。
こうした原因が分かっていれば一時的な症状ですので問題はないでしょう。
ただ、通常の食事に対してうんちがでない場合は要注意です。
愛犬の様子をみながら、あまりにもでない状況が続けば病院で診断してもらいましょう。

一方で、外的な要因で交通事故など骨盤の骨折や骨盤付近の臓器に腫瘍が原因で骨盤を
圧迫することでうんちがでにくい状態になる場合もあります。

要注意以下の症状がある場合は病院へ・・・

  • 長期間、排便がない
  • 排便のの周期が長い
  • 排便の姿勢がぎこちない
  • 肛門周辺にふくらみ
  • 排便排尿はあるが少量ずつでる

主な病気

  • 前立腺肥大
  • 骨盤異常
  • ヘルニア
  • 腸管の腫瘍

愛犬の健康のために排泄物チェックは欠かせません

このように、ウンチやおしっこの回数臭いなどによって愛犬の健康状態を確認することができます。
普段の排泄物の状態を観察しておくと、異常が見られた時に早く対応できます。
愛犬の健康のためにも排泄物のチェックは怠らないようにしましょう。

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