室内で飼っていると、気になるのがワンちゃんのニオイ。ほおっておくとノミ・ダニのトラブルにみまわれることも、・・・。定期的に洗ってあげましょう。
汚れた毛をなめることで健康被害につながったり、皮膚の状態が悪くなりひどくなると炎症を起こしてしまうこともあります。
ニオイもさることながら、愛犬の健康を守る意味でも、シャンプーは大事なことです。
日々、清潔・快適に過ごせるように、自宅で出来るシャンプーの仕方ついてお話します。

シャンプーの頻度

個々の犬によって、体のサイズや毛の長さなどそれぞれ特徴があるので適正な回数は変わりますが、一般的には月に2・3回ぐらいが目安となるでしょう。
ただし、皮膚病を患っている場合は、回数が増えることもあります。獣医さんと相談して適正なシャンプーの頻度を確認しておきましょう。
逆にシャンプーのやりすぎもいけません。必要な皮脂を落としてしまい皮膚が乾燥し、フケが出やすくなったり、皮膚炎の要因にもなります。

シャンプー嫌いにならないために

犬がシャンプー嫌いにならないためにはどうすればいいのでしょうか。
小さい頃から水に慣れさせることが大事です。犬種や個々の犬の性格によって、お風呂の好き嫌いの度合いは違いますが、飼い主としても愛犬がお風呂嫌いになってしまうとシャンプーすること自体が億劫になりがちです。
そうならない為にも、シャンプーの練習をしてあげるといいでしょう。
犬からすると、お風呂場に行くだけで不安でいっぱいになります。
増してや、大きなシャワーの音、全身が濡れる感覚、体にまとわりつくシャンプー、そしてゴーゴーと音を立てながら出てくるドライヤーの風は、恐怖でしかありません。
怯えている状態で強引にシャンプーをしてしまうと、シャンプーに対して嫌なイメージを持ってしまい、その度に大暴れするようになってしまうこともあります。
犬によっては吠えたり、ひどくなると噛んだりすることも・・・・、こうなってしまうと、犬のみならず飼い主までもがストレスになってしまします。
そうならないためにも、シャンプーをする場合は、まず場所に慣れさせるためにも、飼い主さんと一緒にお風呂場に何度も行ってみましょう。
場に慣れたら、シャワーでまず足だけを洗ってみましょう。
そこで、お風呂場の雰囲気、水やシャワーの音、そしてドライヤーの風や音に慣れるよう、事前に練習しましょう。
最後にごほうびを上げてください。お風呂は楽しいと犬に思わせるのに有効な方法のひとつです。
習慣化すれば、きっとお風呂がすきになってくれることでしょう。
不安要素を事前になるべく多く取りのぞいてあげることで、スムーズにシャンプーを受け入れてもらえます。
すでにシャンプーが苦手になってしまっている場合、克服するには時間がかかるかもしれません。
何事もはじめが大事ですので、特にはじめてのシャンプー前にはこうした練習をすることをおすすめします。

♦ワンちゃんの初めてのシャンプー事前練習メニュー
・普段からお風呂場に連れて行き、シャワーの音を聞かせる。

・お風呂場で足だけを洗う。濡れる感覚、シャンプーに慣れる。

・シャワーの音が嫌いであれば、ホースなどを代用する。

・スポンジやタオルに含ませた水で、体を拭くように洗い、水に慣れさせる。

このように段階を経て、徐々に慣れさせていくといいでしょう。
体を洗うことについては慣れてくると気持ちがよくなり大人しくなってくれますが、シャワーやドライヤーに対する音についてはなかなか慣れにくい面があります。
シャワー使用の際には、犬の体とシャワーヘッドの距離を密着させることで音がしないようにするなど、いろいろ工夫をしてみましょう。

シャンプーに必要な道具

シャンプーをするまえに、以下の道具を準備してください。

・犬用シャンプー

・犬用トリートメント

・ドライヤー

・ブラシ

・タオル

犬のシャンプーは種類が豊富です。犬種や毛の長さや皮膚の状態などによってちがいがあります。
フケやベタつきが気になるなら、シャンプー剤を見直してみるのもいいでしょう。皮膚病を患っている場合は薬用のシャンプー剤が必要です。必ずかかりつけの獣医さんに相談した上で、シャンプー剤を決めてください。
また、人間が使っているシャンプーはオススメできません。人の肌は弱酸性ですが、犬の肌は中性ですので、基本的に人のシャンプーは犬の肌には合わず、肌を傷める可能性があります。
ワンちゃんには必ず犬用のシャンプーを使用しましょう。
詳細 : 犬用シャンプーの選び方まで 

シャンプーの仕方

♦ブラッシング
シャンプーをする前に、必ずブラッシングをしましょう。毛が絡まったり毛玉状態のままでシャンプーをすると、その部分の泡立ちが悪く、余計に毛が固まってしまいます。
特に毛が長い犬は、首のまわりや耳の後ろ、内股やお尻付近の毛などを入念にブラッシングしましょう。

♦体をすすぐ
人間の皮膚に比べて犬の皮膚はも薄いので、温度調節には要注意です。特に小型犬は、お湯の温度が体温に影響しやすいので、温度が高すぎるとヤケドのように皮膚に炎症が残る場合もありますし、冷たすぎると低体温症になる場合があります。
ぬるめのお湯で温度を保って体を流してあげてください。
そして体を濡らすときは、顔から遠いお尻から濡らすようにしましょう。
音に敏感なワンちゃんは、シャワーヘッドを犬の体に密着させると、刺激や音が小さくなります。
顔の部分は、勢いよく流すと目や耳に水が入ってしまいます。タオルやスポンジ、ガーゼなどで軽くこすり、シャワーの水圧を弱めに調整してあげてください。

♦シャンプーをする
シャンプー液を手に取り手で泡立て、背中から顔、背中からお尻に向けて洗ってあげましょう。
特に耳を洗う場合は、手で耳を塞ぐようにして、水が入らない様にしてください。水が入ると中耳炎などの原因になるので注意しましょう。
顔の周りを洗う時は、指やスポンジなどで泡や水が目に入らない様に優しくふき取るように洗います。
体全体は、皮膚を傷つけないように、爪をたてずに優しく洗うようにしましょう。
洗い流す時は、顔からお尻に向けて洗い流します。シャンプー液が残らないようにしっかりと洗い流してあげてください。洗い残しは、皮膚炎やフケの原因になります。
特に毛が長い犬種は毛の間や皮膚にシャンプーが残りやすいので、丁寧に洗い流してください。

♦体を乾かす
タオルでできる限り水分をふき取ります。
犬は体温調節が苦手な動物なので、濡れたままの状態でいると体温がどんどん奪われてしまいます。洗ったあとはすぐにタオルでふきとってあげましょう。
その後、ドライヤーを使って毛を乾かしましょう。
早く乾かしたいからといって熱風を直接当てるのは絶対にダメです。
ドライヤーの温度は、低めの温風か送風に調整します。
飼い主さんの手に一度風を当てて温度を確認しながら、時間をかけて優しく乾かすことがポイントです。
皮膚や毛が湿ったままだと皮膚のトラブルの原因になるので、特に毛の長い犬種はコームなどで毛をかき分け毛の根元のほうからゆっくり乾かしていきましょう。
タオルの上からドライヤーをあてることで、熱くなりすぎるのを防ぐことができます。
耳や手足、肉球部分は乾きにくいので入念に乾かしてください。

正しい知識で清潔に

散歩で外に出る機会が多い犬を清潔に保つことは、愛犬の衛生面・健康面につながる飼い主さんの大事な役目です。
そうした意味でも犬と一緒に暮らしていくうえでシャンプーは欠かせません。
シャンプーが犬にとっても飼い主さんにとってもストレスにならないように、子犬のうちから慣れさせて、正しい知識を持って、愛犬を清潔にしてあげましょう。

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